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2025年08月29日
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6/20 日の終わりに事件
2009年06月21日
大事に至らなかったので記事にさせて頂きます。
参観日を終えて夕方は海に入って言う事なしの
充実した土曜日だと思っていた矢先。
土曜の夜は決まって私の実家に家族そろって夕飯を
食べに行くのが日勤になってからの習慣となっていた。
その日もいつものように夕飯を食べ兄弟でくるくる遊びまわっていた。
次男がガラス戸を開けたり閉めたりで長男を挑発。
いつもの「いないいないばぁごっこ」が始まった。
突然、長男が助走をつけて次男の閉めたガラス戸に右手から突っ込んだのだ。
一瞬にして土曜の楽しい一時が崩れ去った。
右手手首から流血しガラス戸は粉々になった。
みんなパニック状態の中、嫁さんが家から保険証を持ってくるように
と私に言った。息子は大泣きしながら過呼吸気味になり大声で泣いていたが
とにかく病院に行かなくては!次男はガラス戸の裏側で座り込んでいる。
私はとにかく自宅に戻り保険証を取りに行った。
実家に戻ると私立病院を含め緊急で診てくれる病院が近場にない為、
嫁が救急車を呼んだ後だった。
待っている間が何分だったかは定かではないが40分・1時間にも
思えるほど時が長く感じた。次男は私にしがみ付いて泣きだした。
幸い怪我はないが急に起こった事が理解できずパニック状態。
救急車のサイレンが徐々に近づいてきた。
実家は団地内の為、ご近所さんがどんどん集まってきた。
嫁と息子が救急者に乗り込み救急隊員に事故経緯を伝え
止血を頼んだ。車内のベッドに横になった息子は右手を
隊員に上げられていたのが忘れない。
隊員が「今から病院を電話であたりますのでしばらくお待ちください」と言った。
後から嫁に聞いたのだが福島県南〜北茨城市内まで何十件も掛けたがすべて
断られたそうだ。
救急車到着から30分、隊員が私の所にやってきた。
「日立○製病院なら搬入できますが当直の医者は耳鼻科担当です。奥さんと話し合って下さい」
私は耳を疑った。これだけの病院があって何故、日立までいき
しかも耳鼻科担当なんだ(怒)
この人たちに文句を言っても始まらない。
とにかく一刻も早く病院に行かなければという気持ちだけが先走った。
「病院にいけるならどこでもいい!とにかく急いでくれ!」
「判りました。では日立○製病院へ今から向かいます。ご主人は慌てず
慎重に運転してきて下さい。」と言い残した。
慎重に運転してきて下さい。」と言い残した。
救急車到着からおよそ40分後、ようやく病院に向かった。
次男を血だらけになったお袋に預け、私も10分後、病院に向かった。
道中、色々な事を考えた。ガラスの破片が体内に入っていたら・・・
手首の神経まで損傷し利き手が不自由になってしまったら・・・。
間違っても安全運転とは言えないスピードを出していた。
高速の日立ICでようやく息子の乗った救急車に追いついた。
救急車の後ろについた訳だが、なんと予期せぬ事が起きたのだ。
救急車がETCレーンではなかった・・・。
大切な人命を預かる職種なのに・・・。理由があるのかも知れないがやり切れない
思いで私は救急車を抜かした。
病院につくと緊急の看護婦が信じられない事を私に言った。
「先生がまだ見えませんのでもうしばらくお待ちください」と。
「先生は当直ですよね!病院にいるんだよな!」横になって泣いている
息子の前で思わず声を荒げてしまった。
20分ほど待つといかにも研修中と言わんばかりの「先生」がやってきた。
そこでも私の怒りに触れた。
「ガラスの破片なんかは入っている感じですか?ゴリゴリしているとか?」
29歳、会社員 J 二児の父親。完全にキレた・・・。
「何言ってんだ!俺は医者じゃねぇぞ!それを調べるのがあんたらだろ!?」
深夜の病院中に響いたようで数人人が出てきた。
「わ、わかりました!レントゲンを撮って診ます!2回のX線室へ行って下さい・・・」
幸いガラス破片は残っておらず消毒と傷口を止めるテープみたいな物を貼って終わった。
最後に「先生」から「傷は浅いようですし月曜日に近くの外科で診てもらって下さい。」
私「先生、結果論です。」私は嫌な奴だと思われても別にいいと思った。
この先生にも子供が出来ればいずれ判る筈だから。
息子をおんぶして嫁と二人で病院を後にした。息子は安心したのかすでに
夢の中。深夜の帰り道、私と嫁は息子たちの将来で大いに盛り上がった。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
今回、私はずさんな医療現場を目の当たりにしました。
「救急車で病院をたらいまわしにされ命を落としました。」という報道を
耳にしたことがあると思いますがこれはとても身近な現実です。私の場合は運が良かったのです。
サラリーマンの方ならわかると思いますが上司に休出してくれと言われたら出ますよね?
医者の方、命を救うのは君だ!今すぐ病院に来てくれ!と言われたらどうしますか?
私のような一般人が問う事ではありませんがもう一度、初心に戻ってみてはいかがでしょうか?
市長をはじめとする政治家の方たち、医者がいなかったら未来のある子供の命だって
救えません。「みんな辞めていった」「運営が困難」なんて理由でこの状況を
放置しないで下さい。それを何とかする為に市民の代表になっているんです。
一刻も早く現在の医療体制が回復する事を心から祈っています。
この笑顔の為に・・・。
引用元:http://blogs.yahoo.co.jp/hrcrd368/28207160.html
ブログ名:家庭と趣味の両立奮闘記
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